
こんにちは、北九州整体院院長の田村です。
2021/07/10
アキレス腱という言葉の使われ方として、「唯一の弱点」、「致命的な場所」などという意味で、よく使われます。
実際に、アキレス腱が断裂した直後は、一人では歩くことができないほどのダメージを受けます。
ですから、日ごろから大事にしてほしい部位なのです。
アキレス腱とは、ふくらはぎにある腓腹筋とヒラメ筋を、かかとの骨に付着させる腱で、約15㎝あります。
アキレス腱は、裂けるチーズのような組織で人体のなかで、最も強靭な腱と言われています。
ところが、中高年になると、アキレス腱の障害が起こりやすくなります。
アキレス腱の断裂だけでなく、足の裏に痛みが起こる足底筋膜炎や、ひざ痛、腰痛、股関節痛などの原因として、アキレス腱が硬くなることが考えられます。
本来、アキレス腱は水分を多く含み、伸縮性と柔軟性に富んでいますが、加齢に伴って水分が減少してきます。
特に、寒い冬は血流が悪くなることで、組織が硬くなってしまいます。
このため、中高年のかたは、急に横断歩道で走ったり、子供の運動会でハッスルしたときに、「バチッ!」とアキレス腱が切れるケースがあるのです。
アキレス腱は独立した組織ではなく、ひざから伸びる筋肉と、かかとの骨をつないでいる腱なのです。
このため、アキレス腱がかたくなって縮まると、かかとの骨が後ろ上方向へ引っ張られ、かかとや足底に痛みが生じるのです。
転倒や寝たきりの原因として、ひざ痛や腰痛、股関節痛が考えられます。
しかし、実際には足首から先の痛みや不具合も、大きな要因となります。
アキレス腱が硬くなると、つま先が上がらなくなり、つまずくことが増えます。
また、かかとや土踏まずに痛みが生じる足底筋膜炎になると、まっすぐ立つのが難しくなるため、全身の関節に負担がかかり、膝痛や股関節痛、腰痛を引き起こします。
そればかりか、バランスをくずしやすくなり、転倒して骨折を招く恐れもあります。
次回は、アキレス腱のストレッチについて掲載します!!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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